季節の移ろい
昼前に雨が上がったので、ダイナシティ〜シティモールに買い物に出掛けた。

この春から、イトーヨーカドー西側に隣接して、マロニエふれあい公園ができている。
小さい公園でもベンチがあるので、緑を眺めながら一休みするのに便利だ。

ここ数日、こんな空模様の日が多い。晴れ間が出たかと思うと、急な雨が降ってきたり。
自転車の移動も、合羽が必需品だね。

アブラゼミは、まだ元気に鳴いている。ときおりツクツクボウシの鳴き声も聞こえてくる。

自転車を走らせていて見掛けた花。フヨウだろうか。
9月になると、南足柄でスイフヨウが咲き始める。

実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

この城址公園の知り合い猫は、6月以来姿を見ていない。もうかなりの高齢なので、心配している。

この春から、イトーヨーカドー西側に隣接して、マロニエふれあい公園ができている。
小さい公園でもベンチがあるので、緑を眺めながら一休みするのに便利だ。

ここ数日、こんな空模様の日が多い。晴れ間が出たかと思うと、急な雨が降ってきたり。
自転車の移動も、合羽が必需品だね。

アブラゼミは、まだ元気に鳴いている。ときおりツクツクボウシの鳴き声も聞こえてくる。

自転車を走らせていて見掛けた花。フヨウだろうか。
9月になると、南足柄でスイフヨウが咲き始める。

実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

この城址公園の知り合い猫は、6月以来姿を見ていない。もうかなりの高齢なので、心配している。
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消えてしまった公園猫と絵本「なまえのないねこ」
小田原城址公園を散策していると、猫に出会うことがある。公園を住処にしている猫たちで、観察していると、それぞれ個性があって面白い。
外猫の宿命で、寿命はかなり短いように思う。特に夏と冬は厳しいようで、この春先に姿を見せなくなってしまった猫もいる。あまり想像したくないが、冬を越せなかったのだろう。

城址公園のある一角で、昨年までは4匹の猫が暮らしていた。その中で一番痩せていたこの猫が、どうやら冬の寒さに負けてしまったようだ。
用心深い性格で、物陰に隠れていることが多く、懐くのにも一番時間が掛かった。ところが、一旦懐いてしまうと、いつまでも近くを離れようとしない、人好きの面も持ち合わせていた。
痩せている分、体力もなかったのかもしれない。

この猫は、同じ一角にすんでいた古参猫。他の3匹の母親と聞いている。他の猫に先に餌を食べさせるという、いかにも母親らしい猫だった。
1年前の冬にも風邪をひいて弱っていたのだが、そのときは何とか持ち直した。まあ、かなりの高齢だったようで、寿命がちょうど1年延びたということになるだろうか。

時間潰しに立ち寄った本屋で、「なまえのないねこ」という絵本を立ち読みしてみた。
飼い主のいないキジトラには、名前がない。街で見掛ける他の猫たちは、皆、名前が付けられている。それが羨ましくて仕方ない。たまに声を掛けられても、あっち行けとか、しっしとか、こんなのは名前ではない。
ある雨の日、ベンチの下で雨宿りをしていると、猫に気付いた親子連れが立ち止まる。覗き込んだ女の子は、猫の緑色の瞳を見ながら、優しく話し掛けてくれる。
そのときに、猫は気付く。本当に欲しかったのは、名前ではなく、名前を呼んでくれる人だったのだ。「おいで、メロン」、猫にも名前が付けられた。
最後のページ、猫と女の子と母親が、雨の中を並んで歩いて行くのだが、女の子は自分よりも猫に傘をさしかけ、お母さんは自分よりも娘に傘を差しかける。心温まる絵が印象的だった。
外猫の宿命で、寿命はかなり短いように思う。特に夏と冬は厳しいようで、この春先に姿を見せなくなってしまった猫もいる。あまり想像したくないが、冬を越せなかったのだろう。

城址公園のある一角で、昨年までは4匹の猫が暮らしていた。その中で一番痩せていたこの猫が、どうやら冬の寒さに負けてしまったようだ。
用心深い性格で、物陰に隠れていることが多く、懐くのにも一番時間が掛かった。ところが、一旦懐いてしまうと、いつまでも近くを離れようとしない、人好きの面も持ち合わせていた。
痩せている分、体力もなかったのかもしれない。

この猫は、同じ一角にすんでいた古参猫。他の3匹の母親と聞いている。他の猫に先に餌を食べさせるという、いかにも母親らしい猫だった。
1年前の冬にも風邪をひいて弱っていたのだが、そのときは何とか持ち直した。まあ、かなりの高齢だったようで、寿命がちょうど1年延びたということになるだろうか。

時間潰しに立ち寄った本屋で、「なまえのないねこ」という絵本を立ち読みしてみた。
飼い主のいないキジトラには、名前がない。街で見掛ける他の猫たちは、皆、名前が付けられている。それが羨ましくて仕方ない。たまに声を掛けられても、あっち行けとか、しっしとか、こんなのは名前ではない。
ある雨の日、ベンチの下で雨宿りをしていると、猫に気付いた親子連れが立ち止まる。覗き込んだ女の子は、猫の緑色の瞳を見ながら、優しく話し掛けてくれる。
そのときに、猫は気付く。本当に欲しかったのは、名前ではなく、名前を呼んでくれる人だったのだ。「おいで、メロン」、猫にも名前が付けられた。
最後のページ、猫と女の子と母親が、雨の中を並んで歩いて行くのだが、女の子は自分よりも猫に傘をさしかけ、お母さんは自分よりも娘に傘を差しかける。心温まる絵が印象的だった。
ユートピア農園のヒマワリ再び
今は無きブルックス無料カフェ
大井第一生命館ビルは、2012年に、コーヒー・紅茶のブルックスに譲渡されている。

2012年6月、見物に行ってみると、無料カフェコーナーというのが出来ていた。
紙コップにプラスチックスティックという、いかにもインスタント的だが、コーヒー自体は美味しかった。それもその筈、市販されている商品と全く同じコーヒーが飲めるのだ。大規模試飲コーナーとでも言おうか。
窓際の席からは、庭園や山並みが眺められて、なかなか居心地が良い。

色んな種類のコーヒーを、飲み比べることができる。こんな機会は滅多にない。

評判が良かったのだろう、その後、コーヒーだけでなく他の飲み物など種類も増え、テーブルの配置も変えられて、規模も拡大されていった。
直売コーナーが隣接しているので、試飲してみて気にいった物を買って帰る。2〜3ヶ月おき位のペースで通っていたのだが・・・

2017年の改装工事で、無料カフェコーナーは廃止になってしまった。
この写真は、閉鎖の直前に撮ったもの。いつの頃からか、カップも洒落たものになっている。
ブルーベリーコーヒーと玄米茶、これが無料カフェ最後の一杯になってしまった。

2012年6月、見物に行ってみると、無料カフェコーナーというのが出来ていた。
紙コップにプラスチックスティックという、いかにもインスタント的だが、コーヒー自体は美味しかった。それもその筈、市販されている商品と全く同じコーヒーが飲めるのだ。大規模試飲コーナーとでも言おうか。
窓際の席からは、庭園や山並みが眺められて、なかなか居心地が良い。

色んな種類のコーヒーを、飲み比べることができる。こんな機会は滅多にない。

評判が良かったのだろう、その後、コーヒーだけでなく他の飲み物など種類も増え、テーブルの配置も変えられて、規模も拡大されていった。
直売コーナーが隣接しているので、試飲してみて気にいった物を買って帰る。2〜3ヶ月おき位のペースで通っていたのだが・・・

2017年の改装工事で、無料カフェコーナーは廃止になってしまった。
この写真は、閉鎖の直前に撮ったもの。いつの頃からか、カップも洒落たものになっている。
ブルーベリーコーヒーと玄米茶、これが無料カフェ最後の一杯になってしまった。
小田原の食:バルティヤ・ザイカ
小田原市役所に出掛けたついでに、インド料理店バルティヤ・ザイカで昼食を食べてきた。

店は市役所のすぐ北側、正和ビルの2階にある。
飲食店で2階にあるということは、少し不利な立地条件になるけど、12時台は満席になるほどの盛況だ。
店内は、カウンター席が10席ほど。テーブル席も、店内と店外にそれぞれ二つあるが、ここでも食事できるのだろうか。

この日は、カレーBセット(880円)を注文。2種類のカレーにサラダ、ドリンクが付く。カレーは12種類の中から選べるが、バターチキンとキーマエッグにした。
バルティヤ・ザイカでは、注文を受けてから、それぞれのカレーを作り始める。しかもカウンター席の前が厨房になっているので、調理するようすも良く見ることができる。カレーは1種類ずつ、別のフライパンで仕上げられていく。焼く前のナンは、大き目のメロンパン位あり、それを延ばすのもなかなかの迫力だ。
前菜の野菜サラダは、シンプルな味付け。ドレッシングなしの、こういうサラダを頂くと、改めて野菜の味が分かるね。
カレーは辛口にしてもらったが、両方とも美味しかった。スパイスの香りの中に、旨味とコクが感じられる。
次は豆のカレーを食べてみたい。店主の出身地北インドの豆カレーは、特に美味しいからね。

夕方からは、ディナーメニューになるそうだ。

店は市役所のすぐ北側、正和ビルの2階にある。
飲食店で2階にあるということは、少し不利な立地条件になるけど、12時台は満席になるほどの盛況だ。
店内は、カウンター席が10席ほど。テーブル席も、店内と店外にそれぞれ二つあるが、ここでも食事できるのだろうか。

この日は、カレーBセット(880円)を注文。2種類のカレーにサラダ、ドリンクが付く。カレーは12種類の中から選べるが、バターチキンとキーマエッグにした。
バルティヤ・ザイカでは、注文を受けてから、それぞれのカレーを作り始める。しかもカウンター席の前が厨房になっているので、調理するようすも良く見ることができる。カレーは1種類ずつ、別のフライパンで仕上げられていく。焼く前のナンは、大き目のメロンパン位あり、それを延ばすのもなかなかの迫力だ。
前菜の野菜サラダは、シンプルな味付け。ドレッシングなしの、こういうサラダを頂くと、改めて野菜の味が分かるね。
カレーは辛口にしてもらったが、両方とも美味しかった。スパイスの香りの中に、旨味とコクが感じられる。
次は豆のカレーを食べてみたい。店主の出身地北インドの豆カレーは、特に美味しいからね。

夕方からは、ディナーメニューになるそうだ。
小田原市扇町散歩
国道255号線の東側旧道沿いでは、昭和の時代そのままの商店に出会うことができる。
もう商売をやめてしまった店も多いが、まだ営業中の店もあって、シャッター街になりつつある小田原市内にあって、ちょっと貴重な地域だと思う。

こちらの銭湯は閉鎖されているが、昔の入り口はまだそのまま残されている。
男湯の戸を開けると左側に、女湯の戸を開けると右側に、共通の番台があるのだろうな。

商店といえば、昔はガラスの引き戸。

この三色のクルクル回る看板は、サインポールと呼ばれるらしい。

上にある Budweiser の缶が凄い。

手作業で篩(ふるい)を作っている様子が、外からも拝見できる。

創業明治27年と記されている。
もう何代目になるのかな。

魚屋さんと八百屋さん。買い物かごを持って来たいね。
もう商売をやめてしまった店も多いが、まだ営業中の店もあって、シャッター街になりつつある小田原市内にあって、ちょっと貴重な地域だと思う。

こちらの銭湯は閉鎖されているが、昔の入り口はまだそのまま残されている。
男湯の戸を開けると左側に、女湯の戸を開けると右側に、共通の番台があるのだろうな。

商店といえば、昔はガラスの引き戸。

この三色のクルクル回る看板は、サインポールと呼ばれるらしい。

上にある Budweiser の缶が凄い。

手作業で篩(ふるい)を作っている様子が、外からも拝見できる。

創業明治27年と記されている。
もう何代目になるのかな。

魚屋さんと八百屋さん。買い物かごを持って来たいね。
第42回まつだ観光まつり
8月24日、第42回まつだ観光まつりが開催された。

2年振りに、スーパーカブで出掛けてみた。
16時開会の30分前、会場に到着。会場の酒匂川町民親水広場は、まだ閑散としている。

ステージではプレイベントが行われている。
「GEE GEE'S」というエレキバンドが、1960年代の歌を演奏していた。
まだ少し早いけど、パレードスタート地点の方に行ってみよう。

ケーブルテレビのインタビューだ。

休憩所があった。スイカと麦茶を無料で頂くことができる。有り難く、麦茶で喉を潤しておこう。

16時20分、パレードが始まった。
立花学園高等学校の、チアリーディングと吹奏楽部が先導する。

地元の小学生奴。

松田大名行列。
いろいろな姿勢で片足立ちをして進む。またその時間が長いので、良い運動になりそうだ。

百八ッ火会のみこし。
ちなみに”百八ッ火”は、”ひゃくはって”と読むようだ。

17時30分頃に会場に戻ると、多くの人で賑わっていた。
この後パレードが会場に入ってくるのだが、それは見ずに、早目に引き上げることにした。

2年振りに、スーパーカブで出掛けてみた。
16時開会の30分前、会場に到着。会場の酒匂川町民親水広場は、まだ閑散としている。

ステージではプレイベントが行われている。
「GEE GEE'S」というエレキバンドが、1960年代の歌を演奏していた。
まだ少し早いけど、パレードスタート地点の方に行ってみよう。

ケーブルテレビのインタビューだ。

休憩所があった。スイカと麦茶を無料で頂くことができる。有り難く、麦茶で喉を潤しておこう。

16時20分、パレードが始まった。
立花学園高等学校の、チアリーディングと吹奏楽部が先導する。

地元の小学生奴。

松田大名行列。
いろいろな姿勢で片足立ちをして進む。またその時間が長いので、良い運動になりそうだ。

百八ッ火会のみこし。
ちなみに”百八ッ火”は、”ひゃくはって”と読むようだ。

17時30分頃に会場に戻ると、多くの人で賑わっていた。
この後パレードが会場に入ってくるのだが、それは見ずに、早目に引き上げることにした。
板橋地蔵尊大祭
8月23日は、板橋地蔵尊夏の大祭の日だ。地元では、板橋のお地蔵さんの日として親しまれている。
空模様が怪しいが、昼過ぎに出掛けてみた。

旧東海道には露店が出ている。

2本の大銀杏は、確か2012年に大規模枝下ろしがされた。その後見事に樹勢が回復して、今では葉が鬱蒼と茂っている。

こちらの地蔵堂は、正式には「金竜山宗福院」というそうだ。
御本尊は、弘法大師作の「延命子育地蔵大菩薩」とのこと。

香炉の煙を浴びて、心身を清めよう。

本堂でお参りをする人。
この日にお参りをすると、亡くなった身内の人とそっくりの人に出会えると言われる。

ひところより、だいぶ露店の数が少なくなっている。年々減っているようにも思える。

小田原城址公園に立ち寄ると、知り合い猫が出てきた。この猫はなかなか律儀な性格で、目が合うと必ず近付いてくる。
しばらく触れ合っていたら、雨がポツポツ。急いで自転車を飛ばしたが、家に着いたら全身びしょ濡れになっていた。
空模様が怪しいが、昼過ぎに出掛けてみた。

旧東海道には露店が出ている。

2本の大銀杏は、確か2012年に大規模枝下ろしがされた。その後見事に樹勢が回復して、今では葉が鬱蒼と茂っている。

こちらの地蔵堂は、正式には「金竜山宗福院」というそうだ。
御本尊は、弘法大師作の「延命子育地蔵大菩薩」とのこと。

香炉の煙を浴びて、心身を清めよう。

本堂でお参りをする人。
この日にお参りをすると、亡くなった身内の人とそっくりの人に出会えると言われる。

ひところより、だいぶ露店の数が少なくなっている。年々減っているようにも思える。

小田原城址公園に立ち寄ると、知り合い猫が出てきた。この猫はなかなか律儀な性格で、目が合うと必ず近付いてくる。
しばらく触れ合っていたら、雨がポツポツ。急いで自転車を飛ばしたが、家に着いたら全身びしょ濡れになっていた。
今は無き天守閣下の植え込み
かつて、小田原城天守閣下には、ミニ庭園のような植え込みがあった。
芝生や腰掛け石などもあって、ちょっとくつろげる空間になっていた。

これは2011年9月撮影だが、我が家にある1960年代の写真にも写っているので、相当昔からあるものと思える。

2015年7月から小田原城平成の大改修が行われ、この植え込みも撤去されてしまった。
ちなみに、この大改修は翌年までかなり大掛かりに行われ、2016年5月に、改修された小田原城が一般公開になった。

2019年8月現在の様子。
昔の植え込みを見慣れた者にとっては、何だか間の抜けたような空間に見えてしまう。
まあイベントの時などは、広く空いている方が使い勝手が良いのかもしれない。
芝生や腰掛け石などもあって、ちょっとくつろげる空間になっていた。

これは2011年9月撮影だが、我が家にある1960年代の写真にも写っているので、相当昔からあるものと思える。

2015年7月から小田原城平成の大改修が行われ、この植え込みも撤去されてしまった。
ちなみに、この大改修は翌年までかなり大掛かりに行われ、2016年5月に、改修された小田原城が一般公開になった。

2019年8月現在の様子。
昔の植え込みを見慣れた者にとっては、何だか間の抜けたような空間に見えてしまう。
まあイベントの時などは、広く空いている方が使い勝手が良いのかもしれない。
メルクールの両刃髭剃り
髭剃りはずっと、メルクールの両刃髭剃りを使っている。
もう10年以上前、円高の時期に海外通販で買ったものだ。ちょっと贅沢かなという気がしたが、その後の使い心地の良さから、かえって安い買い物だったと思う。

現行のモデルだと、MERKUR 37C という物になるかな。
メルクールは、ドイツでは刃物の生産地として有名な、ゾーリンゲンという地方の会社だ。高校の地理でゾーリンゲンという地名を教わったとき、いかにも切れ味の良さそうな名前だと感心した覚えがある。
実際、使い心地はすこぶる良い。ある程度の重さがあるので安定し、(替え刃次第だけど)剃り心地も心地良い。
替え刃はいろいろ試したけれど、今はフェザーの黒に決めている。タイの雑貨屋で安く売られていたので、大量に買い溜めしてある。ちなみに、両刃の替え刃は、世界共通規格だそうだ。こういうシンプルな設計は有り難い。

ある作家がエッセイの中で、毎日使うものは贅沢品を選ぶ、ということを書いていた。高価なものでも、使う回数が多いから、決して損にはならないという理由だそうだ。
”高価”とまではいかなくても、納得のいくものを使うことには大いに共感出来る。特に毎日なら、得られる満足感の回数が多いからね。
もう10年以上前、円高の時期に海外通販で買ったものだ。ちょっと贅沢かなという気がしたが、その後の使い心地の良さから、かえって安い買い物だったと思う。

現行のモデルだと、MERKUR 37C という物になるかな。
メルクールは、ドイツでは刃物の生産地として有名な、ゾーリンゲンという地方の会社だ。高校の地理でゾーリンゲンという地名を教わったとき、いかにも切れ味の良さそうな名前だと感心した覚えがある。
実際、使い心地はすこぶる良い。ある程度の重さがあるので安定し、(替え刃次第だけど)剃り心地も心地良い。
替え刃はいろいろ試したけれど、今はフェザーの黒に決めている。タイの雑貨屋で安く売られていたので、大量に買い溜めしてある。ちなみに、両刃の替え刃は、世界共通規格だそうだ。こういうシンプルな設計は有り難い。

ある作家がエッセイの中で、毎日使うものは贅沢品を選ぶ、ということを書いていた。高価なものでも、使う回数が多いから、決して損にはならないという理由だそうだ。
”高価”とまではいかなくても、納得のいくものを使うことには大いに共感出来る。特に毎日なら、得られる満足感の回数が多いからね。